カナダについて

世界で二番目に大きな面積を持ち、3300万の人口を有する国、カナダ。太古から変わらぬ姿で佇む湖と山々など、雄大な自然を誇る、美しい国です。移民によって構成された“他民族国家”であり、自由民主主義を尊重し、市場重視型の経済を導入した社会を形成しています。移民への雇用のチャンスも数多くあり、また、生活水準の高さ、一流の教育機関と医療体制、健康と長寿、安定した金融システムなどの理由をもって、国連により、“世界で一番住みやすい国”と評されました。世界中から多くの人びとが、バンクーバーやトロント、モントリオール、近年では、カルガリーやエドモントン、サスカトゥーンへも移住しています。

人口統計

カナダの移民人口は、年々増加の傾向にあります。2001年〜2006年の政府の記録によると、移民人口は13%を超えており、生活水準の高さと人口密度の低さ、好景気に支えられ、今後も増加する見込みとなっています。また、Statistics Canada(統計カナダ)は、“現在、カナダに住んでいる移民人口は600万人を越えおり、2001年以降、100万人を超える人びとがカナダに移住した”と発表しています。

政府

カナダ政府は、イギリス女王を国家元首とした立憲君主制です。カナダ首相を政府首脳とした中央集権的な連邦政府であり、上院と下院の二院制議会。強力な地方自治体と地方議会が地方を代表します。主な政党は、「カナダ自由党」、「カナダ保守党」、「新民主党(NDP)」・「ブロック・ケベコワ」。

経済

カナダは、“G8”と“北米自由貿易協定(NAFTA)”加盟国です。
また、自由市場経済の為、ヨーロッパ各国よりも規制が少ないという点で、ビジネスに適した国と言えます。
最大の貿易相手国はアメリカ合衆国ですが、近年、環太平洋諸国との取引も増加しており、重要な位置を占めつつあります。主要産業は、木材・石油・ガスで、これらの産業は、スキルド・ワーカーに多くの雇用機会を提供。また、サービス産業も、経済発展において大きな役割を果たしており、主な雇用機会の供給源となっています。カナダは、5億人に達する北アメリカ市場の根幹を支える、非常に重要な国と言えます。